この場所で過ごして final




ある付き合ってた男と別れようとしてたときだった。



『お前なんか一生幸せになれない!』



男はそう言ってあたしの頬を叩いて去った。


頬はとても痛かった。


でも痛かったのは相手のほうだろう。


あいつの言うとおりあたしは幸せなんかなれない。


いや…、幸せなんかになっちゃいけないんだ。



『痛そうだな、さっきのビンタ』