「俺のことすごい嫌っているのに」 嫌っているって自覚してたんかい。 「でもハニーは俺のことを見捨てないでくれた」 「だって熱でぶっ倒れてる人ほっといておけない」 「そりゃそうか」 「でも…」 あたしは一度言葉を切りまたしゃべった。 「あんた、それほど悪いやつじゃないって思うし」