それからは紀子と昔話や草宮家のことを話した。 紀子はずっと笑っていた。 昔と変わらない笑顔だった。 「明日の何時に帰るんだ?」 「12時よ」 「そっか…」 けっこう早いほうだな。 でも今日は名央さまから特別に休みをもらったから明日はいつも通りにしてなくては…