教室の中に入ると何人かの大人がいた。 みんなプロの人なんだ。 「ようこそ、確か大田さんだっけ?」 「はい、今日はよろしくお願いします!」 「僕は演奏会の中心の沼本だ、よろしくね」 沼本さんは手を出しあたしは握手をした。 「あのちょっとすみません!」 「ん?何かな?」 「俺たちにも舞台上がらせてくれないか?」 え?草宮?