「でも竜矢、紀子さんは幸せにしろよな」 「わかってます」 「ちゃんとプロポーズしろよ!」 もうプロポーズすることになってるのですか… けど紀子の家のことだからきっと私みたいな人間は必要とされてない。 もっと経済力があって豊かな暮らしをできる人を求めているだろう。 それに昔紀子と駆け落ちしたことを許しているとは思えない。 紀子を幸せにするのはいろんな困難があるんだ。