「俺、竜矢には幸せになってほしいから!」 「名央さま…」 「竜矢が幸せならうちだって辞めてもいいんだぜ」 名央さまは微笑んだ。 「……私は草宮家にずっと仕えます」 「竜矢…」 「それが私の幸せなので」 本当にいい家に仕えることができて幸せだ。 だから私は草宮家にずっと仕えるんだ。