『おい、お前なんかしゃべれよ』 すると礼央くんが口を開いた。 『なんであたしが?誘ってきたのはそっちでしょ?』 葉月ちゃんの声は怒っているように聞こえた。 嫌な予感… 『俺だって好きで誘ってるわけじゃないんだ』 『またお金?本当に頭の中お金しかないちっぽけな脳みそなんだね』 礼央くんと葉月ちゃんの間に重たい空気が流れる。