〜7年前冬〜

ミ『はぁ〜はぁ〜』

ゆ『ミキ、それやめなって〜』

ミ『だって息が白くなるの…
  すきなんだもん』

ゆ『昔っからだよね〜。
  ていうか何で好きなの?』

ミ『はぁ〜……ん??
  何でって、自分の息が見え
  るんだよ生きてるって感
  じがするじゃん』

ゆ『そっかぁ』

ミ『はぁ〜………ケホケホッ』

ゆ『ちょっと大丈夫??』

ミ『アハハ大丈夫大丈夫。』

ゆ『もう、早くマスクしなっ!』

ミ『はぁ〜い』







ゆ『ミキさぁ、拓哉とは…
  どうなってんのよ??』

ミ『ヘッ』

ゆ『ヘッじゃなくて〜』

ミ『どうなってるって何が?』

ゆ『あのさぁ、私が気付いて
  ないとでも思ってんの〜』

ミ『アチャ〜、バレてたか』

ゆ『当たり前でしょ!
  七夕祭の帰りカズとわざと
  拓哉に送らせたんだよ〜』

ミ『えぇぇぇぇぇ!!!
  じゃあ、カズくんも知って
  るのぉ??』

ゆ『たぶん拓哉もね』

ミ『えっ拓哉も………』

ゆ『早く告っちゃえばイイのに』

ミ『ウッ………ウン。
  でも私みたいなのが告白し
  たら重荷かなと思ってさぁ』

ゆ『はぁ??そんなことあるわ
  けないじゃん!!』

ミ『それに…………………』

ゆ『それに…何??』

ミ『いつまで一緒にいられるか…』

ゆ『ミキ!!
  それ以上、言ったら絶交だよ』

ミ『あっ…ゆうこ、ごめん』

ゆ『ミキ…
  あんたのことは私が守る!
  そう約束したでしょ』

ミ『あはっ、そうだった
  私には最強で最高の相棒が
  いるんだった』

ゆ『これマジだから…』

ミ『ん?いつになく真剣』

ゆ『ミキ…私は幼稚園の時から
  ずっと、あんたを見てきた
  だから誰よりもミキのこと…ハッ』

ミ『………ゆぅ…こ??』

ゆ『アハハごめんごめん。
  何、熱くなってんだ私ww
  誰よりもミキと友達でい続
  ける自信があるってことよ』

ミ『うんありがとう…ケホッ』