太ももに皇雅の手が触れる。 懐かしい感触だけどそれと同時に 2日前の男たちの感触が蘇った 「……やだ… 皇雅…………怖い…………」 泣いてるのを見られたくなくて左腕を目に被せる 「…紗月……」 あたしを起こして優しく抱きしめた皇雅の温もりに安心してまた涙腺が緩む 怖い、けど落ち着く あったかいけど、不安になる 「ごめん、俺、焦った……」 耳元で柔らかな声が聞こえる 「……俺、だせぇ…」 しゅんと項垂れて俯きながら そう呟いた 「スキだよ、皇雅……」 そういってあたしも抱き締め返した