日が落ちてあたりが夕日に染まる 「今日、飯どうする? なんか食いにく?」 昨日の今日じゃ夜でかけるのは少し怖い でも皇雅がいるなら怖くないかもしれない 「…ん、いく」 お姉ちゃんに借りた服に着替えて皇雅の家をでる 「手、繋ぎたい」 そういったら少し考えてから指を絡めてくれた 「……皇雅、好き」 言えるときに言いたくて。 寄り添っていった 「うん。」 あたしね、皇雅がいなかったら きっとこんな風になれなかった。 皇雅がいたから今のあたしがいる。 そう思うと愛しくて堪らなかった