次第に周りの人達は、女の子から遠ざかって行きました。


いつも誘いは断られるし、女の子は全然笑わないから当たり前です。


でも女の子は気にしてない様で、1人になっても皆の輪に加わろうとはしませんでした。


そんなある日の事でした。


「………暑いな………アレ……」


女の子が夏真っ盛りで太陽が眩しい外を歩いていると、1本の木に男の子が座って寄りかかっていました。


女の子と同じ位の年齢で、青い髪の毛の男の子。


どうやら眠っているらしく、頭が上下に揺れています。


「なんであんな所に人がいるのよ………?」