佐久間さんは私の方を見つめる。



「彼女は部の女子社員の中でも一番のベテランの工藤さん」



「工藤沙織(クドウサオリ)です」


「よろしくお願いします…工藤さん」


私は椅子を立って丁重に挨拶。


一番のベテランってコトは彼女がお局様だもんね。

これからの何かとお世話になるし、媚っておかないと。



「一緒に給湯室にいきましょ」


「あ、はい」


私は工藤さんの後をついて行く。