シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~

私はサクヤさんの車で、部屋に戻った。



でも、私は入るのを躊躇い、ドアの前で立ち尽くす。



「おい!?何してる?早く入れよ!!タマ」
うみたまはヤダッて言えば、猫のようにタマと呼び始めた。



「だって…雄太と彼女が居たら…どうすればいいのかわからない」



「…俺がお前の男になってやる。自分を捨てた男に見せつけてやれ!」



「そんなコト…」



「いいじゃん…自分だけ惨めな思いしてイヤだろ?」



「・・・」


サクヤさんは私の握りしめていた部屋の鍵を奪って、ドアの鍵を開けた。