シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~

郁弥は全身を切りつけられ、右肩を脱臼、足首も捻挫。
命には別状なかった。



私は病室で眠る郁弥に付き添う。




本当に彼は何をしですかわからない予測不能な人。



郁弥のベットの脇の簡易ベットで横になり、仮眠。



「珠希?」


「!?」


背中越しに聞いていた郁弥の声。


私はハッと目を覚まし、郁弥のベットの方を振り返った。


郁弥は顔だけ私に向けて見つめていた。


頬の傷と痣が痛々しく瞳に映る。