シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~

私たちは共に牽制し合い…一定の距離を保つ。



もう、私は十分にあなたに、傷つけられた…



「おとなしく渡せ!!」


川元さんは声を荒立てて、私の腕を掴んだ。


「観念しろ!!!」


烈さんと雄太が戻ってきてくれた。



川元さんの前後を二人が挟んだ。

川元さんは完全に逃げ場を失い、追い詰められる。



さっきまで強気だった川元さんはその場にヘタリと座り込み観念した。