シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~

料理をどんどん、オーダー。


テーブルいっぱいに、オーダーした料理が並ぶ。



「ちゃっちゃっと食えよ…珠希」


郁弥はマイペースで食べる私を急かす。


本当に、自分本位で私のペースを考えないトコは今も健在。


これが郁弥の欠点。


直して欲しいけど、全てを引っ括めて、私は郁弥にホレていた。



「!?」


何気に郁弥は左手首の腕時計を覗いた。



「ちょっと悪い…やり残した仕事があるのを思い出した…俺は社に戻る」



「えっ!!!?」