シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~

珠希に未練を残して、復縁を迫った男。



川元に報復するには珠希が邪魔だったーーー・・・



俺さえ黙っていれば、俺と川元の積年の確執が原因で…
彼女を俺の犯そうとする罪の巻き添えにはしたくなかった。



「少し、お前に話がある…」


「!?」


俺はヤツに渡した俺の名刺を奪い、隠しポッケからモンブランのペンを取り出し、プライベートの携番を書き込んだ。


「お前の携番も教えろ」


俺はヤツにペンと名刺を渡した。



雄太は素直に、名刺に自分の携番を書き込んだ。