ここで、逃げたら…私と郁弥のコトをバラされちゃう。



私は川元さんに無防備に抱きつかれてしまった。



「か、川元さん?」


「俺は匠(タクム)…匠って呼べよ」



「!!?」



誰もいないオフィス。


私は川元さんにキスをされた。



「自分の立場、わかってるじゃん…。物分りのいい女は嫌いじゃない…」