「郁弥のバカ!」



「・・・ここはオフィスだからな。男の俺の方が辛いんだぜー」


「女の私だって辛いわよー」



「どんな風に辛いのか?お兄さんに言ってみな…珠希」



郁弥は私の口元に耳を寄せる。



「言えるわけないじゃん///」


「今夜はたっぷり、可愛がってやるから覚悟しなよ。珠希」



「・・・」
郁弥の言葉一つ一つに私の心は反応して、翻弄される。