「シーッ」



郁弥は唇に人差し指を立てる。



「愛してる…」



「郁弥…」



優しい瞳で私を見つめながらも、意地悪な指先が私の身体に触れてくる。



少しだけスリルを楽しむ。




皆が仕事をしているオフィスで、甘い甘いキスを交わす。



焦らされた身体は熱を持ってるけど、その熱を身体に残したまま、おしまい。