「ダメだ…俺…明日から一人じゃあ眠れない…」



「えっ!?」


「珠希ってちょうど良い…抱き枕になりそうだ」



だ、だ、だ抱き枕!!?ってーーー・・・




ムギュと郁弥は私の身体を抱き締める。

汗の引いた冷たい郁弥の胸板。

私の熱く火照った身体を冷ますのには丁度いいヒンヤリ感。



「ダメだ」


「!?」


今度は何がダメなの?


「もう一回!!」


郁弥は左手の中指を1本立てて、私を求めてきた。