シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~

「…やってて、悲しくないですか?…自分の身体を売るなんて…」



思わず私はサクヤさんに説教してしまった。


「別に…ホストの仕事は学生時代からやってたし、抵抗はない。それに俺は本命の女を作らない、女遊びもしない主義の男だ。金を貰って、性欲処理出来るんだ…。こんな美味しい仕事…他にはない…」


開き直った答えを私に返すサクヤさん。
でも彼の黒い瞳は何処か憂いがあって、寂しげな感じ。



「…俺を買う気がないならさっさと出て行ってくれ!!」


私に吐き捨てて、ベットから引き摺り下ろした。


「・・・」