シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~

「!!?」


急に彼は私に妖艶な微笑を浮かべて、ベットの脇に腰を下ろす。



「男のコトは酒で忘れるよりも…男で忘れた方が…いいと思うよ~。うみたまちゃん」


「うみたまって??」


「海塚珠希だろ?だからうみたま…」


「うみづかじゃなくてかいづかです!!」


「どっちでもいいだろ?それよりも買うか買わないか?どっちだ??」


私に顔を近づけて、自分を買えと迫る。



「買えません…」


「そっ」

サクヤさんはあっさりと引いてしまった。