シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~

テーブルの上の照明の優しい光が私たちを包み込む。



自慢げに瞳を輝かせて、佐久間さんは私に店のコトを話してくれた。



小物一つ一つとっても、細部までこだわりが見える純和風の店。



テーブルの端に飾られた一輪挿しもステキ。



何よりも料理が美味しかった。



「美味しい…」


「・・・」
佐久間さんは私を斜に構えて、見つめ、グラスの酒を飲んだ。



「今夜はじゃんじゃん飲め。俺は介抱してやる」



「明日もあるからいいよー」