私はやっぱり、欲求不満だーーー・・・



佐久間さんにキス以上のコトを望んでいた。


長く官能的なキスが終わって、互いに唇を離し合う。
湿りの帯びた私の唇と彼の唇から銀色の糸が引いた。



「俺が欲しいのか?珠希」



「あ・・・」


私は恥ずかしいけど、素直に頷いた。



「でも、烈さんがいるし…俺…仕事があるんだ」



「そ、そうなの?」