珠希は俺がシェアリングを解消した途端、部屋を出て行った。



自分が言い出したコトなのに、心の中にも、部屋にも、ぽっかりと穴が空いていた。



一人で暮らしていた時と同じように、コンビニ弁当を食べて、テレビを観る。



気兼ねなく、自分一人の世界に浸れるのに。



何事にも集中できない。




自分の過去話をして、俺は珠希に・・・