「珠希…」






隣のデスクに座り、頬杖を付きながら、私を見つめる佐久間さん。
瞳はとっても色っぽい。


素面だよね?


それとも、酔ってる??


「お前って…不思議な女…」


「えっ!?」


「・・・昔、出会った女にも似てる…すぐに表情が出るトコが…」


吸殻をケータイの灰皿に捨て、空っぽになった煙草の箱をクチャと手の中で握りつぶした。