お弁当を食べ、次はお楽しみのデザート。 「・・・スイーツは別腹だろ?」 「え、あ…うん」 女性にとって、スイーツは別腹。 普段は全フロア、禁煙だけど。 私がケーキを食べている隣で、佐久間さんはジッポを擦って、タバコに火を点し、吸い始めた。 「美味しいか?」 「あ、はい・・・」 私と佐久間さんの間にはゆったりとした時間が流れる。 普段と違う雰囲気に何だか、急激に、体温をあげ、鼓動を高鳴らせた。