「本当に、すいません。ありがとございます」



「佐久間のヤツ…人使い荒いな…」



「え、あ…」
川元さんの言う通りだけど、笑って誤魔化す。



いざ、仕事をしてみるとファイルの数に比べて、仕事の量は少ない。


キチンと整理されていて、効率よく仕事が出来るように配慮されていた。



一応、佐久間さんは私に気を遣ってくれている。


その隠れた気遣いに、私は佐久間さんを見直す。