「夏津が言ったんです。どうしてかはよく分かりません。今までそんな事無かったんですけど。」


嘘だよな…。


気付いた時には職員室を出て夏津を探していた。

『夏津ー!』


大声で名前を呼んだ。


周りからの視線が痛い。でも今はそんな事気にしてる余裕は無かった。


『夏津ー!』


もう帰ってるかもしれないと思った時。


探していた夏津がいた。



「攻?どうしたのっ?こっちまで声聞こえたよ?」


俺は息を整えて聞いた。

『おまっえっ。転校…。すんのか?』