夏津 side

『えっ…?』


なんで知ってるの…?


言わないって決めてたのに…。


「職員室で話してたの聞いた。」


嘘だっ!

『ごめんね?私、帰るね。』


不自然なのは分かってた。



それでも。 攻には…。


攻にだけは知られたく無かった。


ー好きだからー


いつもの短い帰り道も今日は遠く感じた。


『明日、どんな顔して会えばいいの?』