「梨乃ちゃん。こっち、こっちぃ!!」 優介くんは、どんどんあたしを引っ張っていく。 「優介くん!ちょっと待ってよ」 「じゃぁ僕は行ってくるねっ」 優介は、会場に着くと梨乃にそう言って手を振りながら行ってしまった。