花は野にあるように

赤くなってるに違いない僕の頬にリョクの指が触れてきた。


「ミキのこの顔が無理して笑顔を作っていると、俺の胸が痛くなる。
ミキが無理に笑わなくってもいいように。
いつだって心から笑えるように、俺は力を尽くすべきなんだ。」


真剣な瞳でそう言うリョクに、僕は言葉を失ってしまう。


「リョク………。」


「んで?
ミキにそんな顔をさせちまってる悪のヤマゲンに何をしたんだって?」


うるっとなりそうな僕に気付いたのかな?


リョクはそんな風にわざとおどけて言ってくれる。