「我慢している俺に、そんな油断しきった態度で誘うような笑顔見せた罰だ。」


ちょっと本気っぽいリョクはそう言いながら僕の手を引いて起き上がらせてくれた。


「誓いがなかったら、襲ってるぞ。」


ガードは堅いくせに、変なトコで天然で無防備なんだよな、と溜息をついて。


「だから、チカンに狙われたりするんだよ。
今日はちゃんと声を出せててえらかったけどな。
いつも、そう出来るわけじゃないんだよな。
んー、よし。
決めた!
弁当作ってもらう代わりに、俺が毎日ミキの送り迎えをして護ってやるよ。」