「なぁ、悪かったって。
ミキがあんなにシャイだなんて思ってなかったんだってば。
ちょっと悪ふざけしただけの、可愛いお茶目な行動なんだし、許してやろうぜ?
な?
反省もいっぱいしてるしな?」


その日の放課後。


中庭の手入れをしている僕の横から、途切れることなくその声は響いてきていた。


その声の主は、昼休みが終わった後からずうっと、僕の横を離れずに休むことなく謝罪の言葉をつむぎ続けていた。


その言葉の中には、どう好意的に取っても謝罪じゃないようなものもまぎれていたんだけど。