花は野にあるように

「どうして、怪我してる事を教えてくれなかったの?

僕の大したことない捻挫ばっかりに気を使って。

僕の事ばっかり甘やかして。

僕にはなんにも教えてくれないままで、世話してくれるばっかりで。

リョクが怪我してるのも、その怪我がひどいっていうのも、今日教えてもらうまで、僕は知らないままだったんだよ?」


堰を切ったように僕の口から言葉が転がり落ちる。


「こんなの、ヤダよ。
リョクばっかり辛くて、僕は何にも知らないままで、ヘラヘラ笑ってるだけだなんて。」