……………結局。 僕はリョクの腕に抱かれたまま病院を出て。 リョクのお父さんの運転する車で、家まで送ってもらった。 そうして。 「じゃ、また、学校でな。」 なんていう言葉をもらって。 僕の家の前でふたりと別れたんだけど。 次の日。 いくら待っても。 リョクは学校に現れなかった。