花は野にあるように

それと。


「あいたっ!」


僕がうっかり右足に力をいれてしまって、うめき声を上げるのとは同時だった。


「あ、だから言ったのに。
大丈夫か?」


本気で心配しているリョクの顔が、僕のすぐそばに近づいてくる。


朝一番からドキドキしちゃうぐらい、やっぱりカッコいいよね。


なんてのんきな事を考えちゃう僕だけど。


ダメダメ、リョクに心配かけちゃってるんだからね。


「あ、うん。
大丈夫だって。
うっかり怪我の事忘れちゃってて、力を入れちゃっただけだよ。」