「ん?
あ、いや、別に?
普通の溶かして飲むタイプの粉末になってるやつだし。
それより、本当に体調に変わったトコないか?」


なんだか、リョクったら心配してばっかりだなぁ。


「うん、大丈夫だって。
あ、でも、ね。」


僕が言葉を切ると、リョクは覗き込むようにして顔を近付けた。


「えと。
スープはお代わりしても、いい?」


そんなに顔を近づけられちゃうと、なんだか照れちゃって聞きづらいんだけど、な。


ちょっと照れながら、僕が尋ねた内容はリョクが予想していた内容とは違ったみたいだった。