花は野にあるように

「ほんとに、ほんとに、リョクが悪いんじゃないんだからねっ!
謝らなきゃいけないのは、僕の方なんだってばっ!」


リョクの手をぎゅうっと握りしめて、僕は訴える。


目線の先にあるリョクの顔をじっと見て、視線を逸らさないようにして。


だって。


これは譲れないし。


そして、譲っちゃいけない事だと思うから。


リョクは僕の事を際限なく甘やかしてくれて、優しくしてくれてるけど、それに甘えてばっかりだと僕はいつまで経ってもリョクに依存しているような関係から変わっていけないんだ。