え?


ヘリコプター………って。


ええっ?


僕が話に割り込めないでいる内に、なんだか大変そうな形に話が進んでるような気がするよ?


『ミキちゃん?
大丈夫?
返事できそう?』


元気な女の人の声は、心配そうに聞いてくれる。


けど。


僕は返事をさせてもらえなかっただけで、出来ないぐらいに具合が悪いわけじゃないんですっ!


って。


心の中ならちゃんと言えるのに。


「あ、え………と。
だ、大丈夫………だと思うんですけど………。」


現実にはそんな歯切れの悪い言葉しか言えないんだ。