花は野にあるように

「あ……ゴメン……っていうか、それ位自分で出来るのに……っ!」


リョクの向かいの席にきちんと座り直しながら、僕は口を尖らせた。


「自分じゃ、きちんと塗れないからダメだって。」


子供っぽい僕の仕草に笑いながらリョクが言った。


「感じるトコ、全部いいかげんに塗りそうだからな。」


そんな風に言われて、僕はリョクに見つめられながら今みたいに薬を自分に塗り込めるところを想像して。


そして、更に顔が熱くなるのを自覚した。