壁に背中を預けたまま、僕は足が震えてしまい身体を支え切れずにズルズルと座り込んだ。


リョクが入り直すって……学校………の事だよね。


それって………リョクがこの学校から居なくなるって………事?


その考えが頭に浮かんだ途端、僕の目の前は真っ白になってしまったように何にも見えなくなった。




どうして?





どうしてリョクはそんな事言うんだろう。




そんなの、僕は……やだよ。