「ふくっ……んっ。」


僕の口から、こぼれる声は歯をくいしばっても止められなくて。


「だから、我慢しなくていいって。」


くす、と笑うリョクの唇がまた触れたときには。


ほんの少し刺激されただけで、僕はリョクを受け入れていた。


「ふぅっ……んっ!」


鼻に掛かった信じられないぐらい甘い声が、僕からこぼれ落ちる。


息ができなくなるぐらいに、僕の口の中をリョクの舌が蹂躙する。


「は……ぁ。」


ドキドキと激しくなる鼓動の音がリョクに聞こえちゃうんじゃないかって思うぐらいに大きくなる。