その刺激に、じぃんとした痛みを覚えた僕が顔をしかめると、今度は身体ごと振り返ったリョクが真知子さんの腕を押さえるようにして止めてくれた。
「真知子ちゃん、ヤメロって。
ミキが痛がってんじゃねーか。
でもって、湿潤療法がどんな治療法なのかってのをミキに説明してないぜ?
医師の説明責任だろ?
しっかりミキに解るように頼むぜ?」
あ。
僕が何にも知らないから、リョクはそんな風に真知子さんをうながしてくれる。
「すみません。
僕がもっとちゃんと色んな知識を持っていれば、説明も簡単なんですよね?」
「真知子ちゃん、ヤメロって。
ミキが痛がってんじゃねーか。
でもって、湿潤療法がどんな治療法なのかってのをミキに説明してないぜ?
医師の説明責任だろ?
しっかりミキに解るように頼むぜ?」
あ。
僕が何にも知らないから、リョクはそんな風に真知子さんをうながしてくれる。
「すみません。
僕がもっとちゃんと色んな知識を持っていれば、説明も簡単なんですよね?」



