花は野にあるように

もう、なんだかハムスターだろうがなんだっていい気もしてきちゃうよ?


僕はそう思いながら小さく息を吐き、ほんの少しだけ眉を寄せて見せながら2人の方を改めて見上げた。


「も、いいです。
………それで、僕は一体何を聞いて何を決めればいいんですか?」


真知子さんの言葉通りなら、僕はこの怪我をしてしまった足をどうしたいかって事を決めなきゃいけないみたいなんだけど。


でも、そんな大事な事を本当に素人の僕が決めちゃってしまって良いのかな?


ちょっとそんな風に不安を覚えながらも、僕は真知子さんに訊ねた。