リョクの言葉の先回りをして、僕は早口で言った。
「いくらちっちゃいからって、ハムスターみたいに小さくはないんだからねっ!」
ムゥッと口をとがらせて、言う僕を、振り返ったままの姿勢で見ているリョクはなんだか楽しそうな表情を浮かべていた。
「その、活きのいい感じも小動物っぽいんだよな。」
ひ、人の話をカケラも聞いてくれてないしっ!
「んー。
ハムスターもだけど、トビネズミっぽくない?
ちっちゃいのに一生懸命飛び上がるトコとか、うるうるしたでっかいおめめとか。」
そうして、真知子さんまでそんな事を言うし。
「いくらちっちゃいからって、ハムスターみたいに小さくはないんだからねっ!」
ムゥッと口をとがらせて、言う僕を、振り返ったままの姿勢で見ているリョクはなんだか楽しそうな表情を浮かべていた。
「その、活きのいい感じも小動物っぽいんだよな。」
ひ、人の話をカケラも聞いてくれてないしっ!
「んー。
ハムスターもだけど、トビネズミっぽくない?
ちっちゃいのに一生懸命飛び上がるトコとか、うるうるしたでっかいおめめとか。」
そうして、真知子さんまでそんな事を言うし。



