「わりぃ、ミキ。
待たせちまったな、ガッコ行こうぜ………って。
千代さんと何やってんの?」


リョクが制服に着替えて戻って来た時、僕は千代さんと一緒に食卓で話し込みながらメモを取っていた。


「あ、リョク。
着替え終わったんだ?
それじゃ、学校行かなくっちゃね。
千代さん、ありがとうございました。
とっても勉強になりました。」


僕は千代さんにお礼を言いながら立ち上がった。


「いえいえ、こちらこそ大変楽しゅうございました。
また度々いらして下さいましね、オレノさま。」