「……」
「どうした?」
「…何でそんなに知ってるんだ?」
躊躇いながら聞く冬夜にニヤリと笑って見せる。
「知りたいか?」
「いや、いい…」
きっと聞くべきではないのだろうと思う。
「でもやっと他人に興味を持つようになったか!そうか、俺は嬉しいぞ~悠妃!」
「鬱陶しい!いちいちくっつくな!」
横からのしかかるように屋良がくっついてくるのを、焦りながら本気で振り払う。
「次やったら、殴る…」
「そんなに嫌か…?」
嫌とかそういう問題ではないが、何も知らない屋良にいちいち説明するのも面倒なのでそのまま冬夜は横を向くと、泣くまねをしている屋良を無視して目を閉じた。
本気で無視された屋良は、寝る体勢に入ってしまった冬夜をどうにか授業に出そうと声を掛けた。

