「ねぇ。皆来てくれんのかな…?」
心配になっている私は夏奈に聞いてみた。
「うちも正直分かんないかも…集合場所きめて、家帰ったらすぐ来てね!って言っただけだし…」
んまぁ。そんなモンかな…
来なかったら…
そん時はそん時だね…
「そろそろ帰ろっか」
教室を後にしてとぼとぼ歩きながら職員室前を通ると丁度担任の先生がいた。
「あっ!!先生聞いてよ。なんかね、結局解決できないから、遊ぶことにした!」
そういうと、先生は驚いた顔をした。
「ははっ。全く…仲がいいんだか」
ですよねー。
あんなに話し合いしたのに、結局遊んで解決するとか(笑)
「そんじゃ。先生ばいばーい」
そして、校門を出て家に帰ってきた。
「ふぅー。何着てこっかな」
何でこの時チャンスだー!!とか、思わなかったんだろ?
せっかく好きか人と遊べるんだから、普通はふわふわしてんの着ていくよね!!
多分、来るかこないか微妙だったからかな!?
結局選んだ服は、
ミニーちゃんがプリントされた白と桃色のTシャツ一枚と短パンという格好になった。
バッグに携帯と財布をつっこみすぐに家をでた。
待ち合わせの小学校に行ってみると、まだ、三人しかいなかった。
